自ら考え行動する姿勢を大切にインフラ非機能要件を形にする
自ら考え行動する姿勢を大切にインフラ非機能要件を形にする

CHAPTER 01
対象は必要とする
要件以外の全て


私と菊田さんのいるチームは、公共系のリプレース案件にてインフラ非機能要件の設計から維持保守までを担当しています。非機能要件とは、システムを継続利用するための要件である可用性やセキュリティ、環境・エコロジーに至るまで「顧客が必要とする機能の要件以外の全ての要件」が対象となります。機能要件と同じくらいシステムを安全に稼働させるために欠かせない重要な役割です。菊田さんは、今回が初の上流工程だったんだよね?


そうなんです。非機能要件はお客様の意向が表面化しづらいため、要件をしっかりと確認し実現できるよう設計・構築に反映することを意識しています。そうした中、自分で考えた提案や意見が採用された時は、特にやりがいを感じます。


菊田さんの言う通り要件をしっかり確認することは大切だけど、時には自身の理解や開発環境以外のケースで、すぐに解決出来ない問題に出くわすこともあるんだ。


そういう時はどうすればいいんですか?


一言で言うなら「しつこく諦めないこと」かな。僕らがやっているのはゼロからイチにする作業だから、「なぜ出来ないのか」「出来るはずなのに」と深く掘り下げて考える姿勢が問題解決につながるんだ。

CHAPTER 02
メンバーが自ら
考える機会を作る


特に菊田さんはちゃんと自分で考えられる人だから、最初からあまり口を出さずに足りない部分だけをアドバイスするようにしました。前任者が作成した既存コードを解読し、目的の動作をするように書き換えが必要なコードの改修作業で、未経験ながらコードを調査したり、挙動をテストしたりと自ら考えて対応してくれたんです。


そういう所を評価していただけてありがたいです。私が館野さんのアドバイスで印象に残っているのがメモの取り方です。よく内容を理解しないままメモを書いていた時期に「効果のあるメモじゃないと意味がないよ」と指摘されて、お互いのメモを見比べた時に「自分と全然違う」と感じました。それからは考えながらメモすることで、成果物に活かせるようになりました。


ウチのチームには菊田さんのように若いメンバーが多くいるから、出来るだけ自分で調べたり、考える機会を設けています。技術の進歩が速い業界だからこそ、自分で調べ理解し、身に付けるチカラは必須ですから。何より「百聞は一見に如かず」で何度も文章を読み込むより、実際に動作を目で確認する方が理解力は高まることが多いにあります。

CHAPTER 03
若手のアイデアに
刺激される


確かに今のチームは若いメンバーが多くて活気があると思います。気軽に話しやすい雰囲気で意見の交換などがしやすく、とてもいい雰囲気ですね。皆で話し合った内容を館野さんが修正する際、「なぜ修正が必要なのか」と理由もをきちんと説明してくれるので、皆が納得してプロジェクトを進めることが出来ています。


こちらこそ誉めてもらってありがとう(笑)。皆には様々なことに理解を深めてもらって、後輩メンバーに教えるチカラを身に付けて欲しいですね。僕らが担当しているインフラ系のプロジェクトは柔軟なシステム開発が可能なことから、会社としても注力していく分野なのでメンバーの拡充は必須なんです。


本当にそうですね。私の目標もクラウドサービス(AWSやAzure)の知識をつけることです。クラウド技術はこれからも需要が伸びると思うので、実戦経験や資格の取得を通じて成長していきたいです。そして、その経験を後輩の教育に活かしたいですね。


経験則からの自身の考えとは全く異なる方向からアイデアが飛んでくるから、僕自身も若いメンバー達に凄く刺激を受けています。今後もしっかりコミュニケーションを取りながら、同じ目標に向けて取り組んでいきたいです。